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2007年05月29日

そして現代

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奈良から、大阪、京都を回って、訪問安談をして帰ってきた東京で見た光景です。

 駅のホームのベンチにすわっている人全員が「携帯」を見ています。
 メールをしているか、ゲームをしているか。
 一年ほど前に、都内の電車内で、8人がけの椅子に、7人の人が携帯を見ていて、「なんて光景だ」と驚いた記憶がありますが、それが、よみがえりました。
 このひとたちは、このまま、電車に乗り込んで、携帯をやり続けるのでしょうか?そして、降りてからも、携帯と一緒に行動するのでしょうか?
 このホームページも、携帯で見ておられる方がいるでしょう。私も、ときどき、そうしています。
 いったい、710年の平城京から、2007年の東京までの約1300年間に、日本は何が変わって、何が変わらなかったのでしょう?そのあたりのことも含めて、今年の8月から「粋な安談」(このホームページにも、今までの「粋な安談」が掲載されています)を有料配信しようと考えていますので、お楽しみに。
ただし、私の文章は、ちょっと色が濃いので、「粋な」人たちとともに考えていきたいので、慎重にことを運んでいます。
 たとえば、どんな濃さが私にあるかというと、「3日で結婚できる女になる方法」(鈴木おさむ)と「指揮官たちの特攻」(城山三郎)を同時に読んで、世の中の右傾化傾向はいなめないと恐れながら、松田聖子のTV番組を見て「聖子の親戚のZARDってどうしているんだろう」と思いつつ、「世の中には、まだ、自分から命を潔いとする精神が残っているんだよなあ」と新聞トップ記事をながめているような「濃さ」です。
 来る6月3日には、鎌倉コロキアムの大学生が、幸田露伴の「五重塔」を使って、読書の楽しさを説明してくれるそうです。
 さて、何を言いたかったかというと、携帯の普及で一番大きな問題は、「本を読まなくなった」ことだと、私は思います。つまり「想像力を欠く世の中になった」とも言えます。

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