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安談効果 - 相談者の言葉 from significants

 安談が進んで元気になってくると、ほんとうに、はじめの頃と様子が変わります。以下は、安談に来られた方が実際に、昔をふり返って仰った言葉です。
※本人が特定できないように、性別・年齢など一部事実と違う表記をあえてしています。

東京都/女性/40代
 昨年の今頃が嘘のようです。あのときは自分が病気かもしれないと思っていたし、本音を言うと、病気でもいいやとも考えていました。
東京都/男性/20代
 時間がかかって変わるって、先生おっしゃっていたけど、変わっているときの実感はなくて、変わった後、ああ何だ、できているじゃないかと思うんですね。
東京都/男性/30代
 ふとんかぶって、安談に行けない日もあったけど、ここだけは失ってはならないと心のどこかで思っていたんです。安談もやめろと親から言われたけど、自分からやめるとは言わなかった。言わないでほんとうによかったです。
神奈川県/男性/20代
 はじめはつらかったですよ。それは、たぶん安談で何か先生が言ってくれると期待していたからです。それじゃだめだと、あるとき気づいたんです。自分で考えて、自分で決められるように、安談がサポートしてくれていることが分かってすっと抜けました。
東京都/男性/60代
 正直言って、安談をうけてほしい人は回りにたくさんいますね。害毒をまきちらしているし、被害を受けているのはこっちですから。でも、安談を受けようと思った時点で、何かを変えようとしているんだから、ここに、何度も来られる人は恵まれていると思います。だから、本人が気づかなければ、結局、ダメなんですよ。
神奈川県/男性/20代
 あとになってわかるんですけど、先生って、はじめに大事なことを言ってくれているんですよね。でも、私が、それを認めたくないっていうか、先生が分かって自分が分からないのが悔しいっていうか。変なプライド、先生の言う「ぴっつき」があって、大事なことをすぐ忘れるんです。だから、安談のメモは、今でも宝物です。
東京都/男性/20代
 先生に出会わなかったら、うちで私も新聞やTVの事件のようなことをしていたかもしれない。安談に来れば新聞やTVで言われていることについて、先生が安談の視点から解説してくれるじゃないですか。また、講演会もあるし、ホームページに「粋な安談」を連載されているでしょ。それを聞いて安心するんです。先生は、ただ、話を聞いてくれるだけではない、ほんとうのことが分かっていると思える安心感があるんです。
東京都/女性/20代
 「安談はたしなみだ」と先生がおっしゃるでしょう。最初、何を言ってるのだろうと思っていたんですけれど、結局、相手の話をよく聞いたり、自分の気持ちを分かってもらおうと話しかけるのって、生活の基本だし、対人関係のマナーですよね。じつは、そういうマナーを教わってこなかったからできていなかった、あるいは、マナーを知らない人に傷つけられていたことが分かったんです。
北海道/男性/30代
 「よむココロさろん」とか「粋な安談」とか先生からのFAX(※来談者には、高山智が執筆したエッセーやコラムがお知らせとともに送られてきます)は何度も読まないと分かんないんですよ。難しいから分からないんじゃなくて、あたりまえのことがきちんと言いなおされているのに、読んでいる方がふーんと読み流しちゃうんです。読み流したり、聞き流したりしていたから、分からなかったんです。悩んでいている状態って、あたりまえのことを知らないだけなんですね。
静岡県/男性/20代
 安談って、カウンセリングだけじゃなくて、親に説明してくれたり、家庭訪問があったり、代
筆してくれたり、ものすごく具体的なんですよ。世の中のカウンセリングって、問題点はあきらかにしてくれても、自分がどうすればいいかを決めたり、自分の行動したことの評価はしてくれません。だから、最初は、どうして注意されるのか分からなかったけど、よく考えてみればありがたいですよね。だって、先生が思ったこととずれたから注意されるんじゃなくて、僕が僕らしくない行動をとって怒られたのですから。
東京都/女性/10代
 はじめは、先生に怒られるというか、注意されるのが恐かったです。でも、実際は、先生は全然怒っていないし、注意もしていない。自分が安談からはずれた行動をすると、たとえば、自分で決めたことと違うことをすると、先生は、それは違うと言ってくれているだけだってことに、やっと気がついたんです。しかも、親に怒られるのが恐かったのを転移しているのが分かったんです。
千葉県/男性/20代
 雑なカウンセラーや精神科医にはつきたくないです。はじめは受容しますと言いながら途中でほうり出されたり、ろくに話も聞かずに薬の飲みかたばかり指導されたりしない分、安談は安心です。こちらが何とかしたいと思っていると、安談の中で解決法が必ず見つかるからです。だから、安談では、自分がひととして丁寧にとり扱われている感じがするんです。
神奈川県/女性/60代
 はじめは、頼ってみたいと思うと同時に、頼りすぎたらどうしようと思うんですよ。でも、よく考えてみれば、頼りすぎたら先生のほうから頼りすぎですって、言ってくれるんですよね。先生だって、私ひとりを相手にしているのではないから。頼っていけば、頼っていいところと頼っていかなくても大丈夫なところの区別ができる。頼っちゃえばいいんです。
神奈川県/男性/40代
 安談は、話をきかせてもらっていたけど、実際は、自分のことを表現する場だったんです。だから、他の場面でも、どんなときでも、私から自分のことが言えるようになりました。しかも、表現することが大切で、相手にそれが伝わるかどうかは別の問題なんですよね。はじめは、表現する前に、伝わるかどうかばっかり考えていました。そして、表現することができるようになると、次に表現のしかたを考えられるようになってきました。順序があるんですね。
栃木県/女性/50代
 先生の言うことって、当たるんですよ。占い師さんみたいだと思ったことがあります。でも、占い師さんと違うのは、こちらが安談手に正確に状況を伝えないと当たらないところなんです。だから、「当たる」という言い方が失礼ですよね。私がほんとうのことを伝えると、ほんとうのことを教えてくれる感じです。
東京都/女性/20代
 先生の言う通りになった場面を見たとき、ほんとうのことを言うと、こわかった。「こう表現すると、こう言われますよ」って言われて、そう言ったら本当に、相手が言ってきたときには、びっくりして、そのあと、しくじってしまった。こわくなって、先生の言うことと違うことをしてしまったからです。
埼玉県/男性/40代
 安談ってぜいたくだなと思うときがありましたよ。だって、自分のことを絶対に認めてくれるじゃないですか。おかしなことを言っても、バカなことを言っても、そういうことを言う気持ちは否定されないじゃないですか。もちろん、気持ちがそうだからといって、すなわち、行動に表わすことなんてしませんよ。でも、一般の人って、思ってもいけないと思っているんです。
神奈川県/女性/20代
 最初は身だしなみも何も気をつけていなくて、今思うと、ちょっとはずかしいです。でも、自分の服装や装飾品に気を配る余裕もないし、あるいはそういうことばかりに気が行ってしまって自分の本当の姿なんか考えもしなかった。今は、陽の光も、風も感じます。お洒落になったと自分でも思います。

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